こんにちは。 泉大津市にございます出張撮影スタジオ
泉大津を中心に活動している出張カメラマンのFix Photoの堀尾です。
はじめに。
先日、私の祖父が亡くなりました。
家族で遺影写真を選ぼうとしたとき、出てきたのは何十年も前の若い頃の写真だけでした。今の祖父の姿とはあまりにもかけ離れていて、「これが最後に残る一枚で本当にいいのか」と家族全員が言葉に詰まりました。
アルバムをめくりながら、「もっと最近の写真はないのか」「病気になる前の元気な姿はないのか」と探しましたが、結局、遺影に使えるようなきちんとした写真は見つかりませんでした。
出張カメラマンとして多くの方の人生の節目を撮影してきた私でしたが、そのとき初めて、強い後悔を覚えました。
“元気なうちに、ちゃんとした写真を撮っておけばよかった。”この経験をきっかけに、私は改めて「遺影写真は亡くなってから選ぶものではなく、生前に準備しておくもの」だと痛感しました。
本記事では、遺影写真をいつ撮るべきなのか、そしてプロに依頼する価値について、私の経験を交えてお伝えします。
遺影写真は「必要になってから」では遅い。
祖父の遺影を選ぶ場面は、今でもはっきりと覚えています。
「どの写真にする?」と家族でアルバムをめくりましたが、出てくるのは40代、50代の頃の写真ばかり。どれも若々しく、笑顔は素敵でしたが、“今の祖父”とはまったく違いました。
家族の誰もが心のどこかで、「本当は、もっと今の祖父らしい写真を残しておきたかった」と感じていたと思います。
しかし、現実にはそれがありませんでした。
結局、「これしかないね…」という言葉とともに、少し妥協した形で遺影が決まりました。
そのとき私は、遺影は“亡くなってから選ぶもの”ではなく、**“生きているうちに準備しておくもの”**なのだと強く実感しました。
写真は、撮ろうと思ったときにいつでも撮れるものではありません。体調や環境、タイミングによっては、撮りたくても撮れなくなるのです。
遺影写真はいつ撮るのがベスト?
おすすめは「60代〜70代の元気なうち」
私が出張撮影を通して感じるのは、遺影写真は60代〜70代の元気なうちに撮っておくのがベストだということです。
理由は大きく3つあります。
1つ目は、まだ体力があること。
撮影は短時間とはいえ、準備や緊張も伴います。元気なうちであれば、表情も自然で、撮影自体を楽しんでいただけます。
2つ目は、表情が明るいこと。
体調が悪くなってから撮る写真と、元気なときに撮る写真では、表情の印象がまったく違います。遺影として飾られる写真だからこそ、穏やかで前向きな表情の一枚を残してほしいと思います。
3つ目は、病気の影響が少ないこと。
入院後や闘病中になると、顔つきや雰囲気が変わってしまうことがあります。後から見返したときに「自分らしい」と感じられる写真を残すには、元気なうちの撮影が重要です。
「終活の一環」として考えると撮りやすい
遺影写真というと、どうしても重たいイメージを持たれがちです。しかし、私はこれを「終活の一環」として考えてほしいと思っています。
遺言書を書くことや身辺整理をすることと同じように、遺影写真も残される家族への配慮です。
自分がいなくなったときに、家族が困らないように。
そして、家族が最後に見つめる一枚が、納得できるものになるように。
そう考えると、遺影写真は決してネガティブなものではなく、むしろ家族への思いやりの形だと私は感じています。
スマホ写真で本当に大丈夫?
「遺影なんて、スマホの写真で十分じゃない?」と思う方もいるかもしれません。
結論から言うと、場合によってはスマホでも問題ありません。
例えば、
・明るい場所で撮られている
・顔がはっきり写っている
・ピントが合っている
・極端に画質が荒くない
こういった条件を満たしていれば、遺影として使える可能性はあります。
しかし、私がこれまで多くの遺影写真を見てきて感じるのは、「使える写真」と「本当に良い写真」には大きな差があるということです。
プロに依頼すべきケース
特に次のような場合は、プロのカメラマンに依頼する価値があります。
・きちんとした遺影を残したい
・肌の質感や表情にこだわりたい
・背景をきれいに整えたい
・自分らしさが伝わる写真にしたい
プロの撮影では、光の当て方ひとつで顔の印象が大きく変わります。シワや影の出方をコントロールし、自然で品のある写りに仕上げることができます。
また、背景や服装のアドバイスも可能です。ただ写すだけではなく、「その人らしさが伝わる一枚」を一緒に作り上げていくことが、プロに依頼する大きなメリットです。
遺影にふさわしい写真のポイント
遺影写真を撮る際に意識してほしいポイントは、主に次の4つです。
①明るい表情
無理に笑う必要はありませんが、柔らかく穏やかな表情がおすすめです。
②シンプルな背景
ごちゃごちゃした背景は避け、人物が引き立つようにします。
③清潔感のある服装
派手すぎず、落ち着いた色味の服装が好まれます。
④顔がはっきり写っていること
遠すぎる写真や暗すぎる写真は、遺影には向きません。
こうしたポイントを押さえるだけで、遺影としての完成度は大きく変わります。
私が“生前撮影”をおすすめする理由
祖父の一件以来、私は「撮れるときに撮っておくこと」の大切さを強く感じています。
遺影は単なる写真ではありません。家族が最期に見つめる“記憶の窓”です。そこに映るのは、ただの顔ではなく、その人の人生や人柄、そして家族との思い出でもあります。
だからこそ、その一枚が後悔のないものであってほしい。
「もっとちゃんと撮っておけばよかった」と思ってほしくない。
それが、私が生前撮影をおすすめする一番の理由です。
おわりに
「自分の遺影写真、まだ準備していない…」
もしそう感じたなら、ぜひ一度ご相談ください。
ご自宅や思い出の場所への出張撮影も可能です。スタジオのような堅苦しい雰囲気ではなく、リラックスした環境で、あなたらしさが伝わる一枚を丁寧に撮影いたします。
あなたの人生を象徴する、大切な一枚を一緒に残しましょう。
料金など気になったことがありましたらお気軽にお問い合わせください。
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